希望の道をジグザグ進もう

希望の道をジグザグ進もう

ただSnowManを好きなだけの人が彼らについて思ったことを思ったままに書くブログ。数年後の私がSnowManを好きだろうと好きじゃなかろうと、今の私はこんなことを考えながら9人を応援してるんだよ、そう伝えたいがためのタイムカプセルだと思ってもらえれば。

誰もが大好きになるデビュー曲

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11月27日、ベストアーティストにてSnowManのデビュー曲『D.D.』が初披露された。

デビュー日発表するという知らせも直前だったが、デビュー曲初披露の知らせもめちゃくちゃギリギリ。心の準備できないからもうちょっと早く教えてほしい。オタクの気持ち考えて。

 

 

短い時間でどんなデビュー曲なのか考えまくった。SixTONESとは対照的な曲になると思っていたから王道J-POPかな(SixTONESは絶対かっこいい曲かな、と)とか。でもcry out 的なダークなかっこいい曲もありだなとか。

ベストアーティストの放送が始まっても緊張で心臓が飛び出そうだった。私が出演するわけでもないのに。

 

で、実際どうだったかと言うと。

簡潔に言うと、本当にかっこよかった。

こんな使い古された言葉じゃ表せないけど、一言で言うなら『かっこよかった』という言葉がしっくりくる。いろいろ含めて全部がかっこよかったのだ。

 

 

9人という人数を活かした綺麗なフォーメーション

一糸乱れぬダンス

流れの中で華麗に決めるアクロバット

どれもSnowManらしいものだった。

 

9人になってからダンスが揃わなくなった。

クロバットが無くなった。

そう言われてきた。それは確かに事実でもあって、だからこそファンにとってはその声が辛かった。彼らを擁護したくても、痛いところを突かれている自覚があったから。

 

でも彼らは、SnowManは、誰にも文句を言わせないほどに完璧に仕上げたデビュー曲を私たちに見せてくれた。

イントロからの流れるようなアクロバット。全員で決めるものでは無かったが、曲の中で自然に決めたアクロバットにはジャニーズらしさSnowManらしさがあったと思う。

サビの圧巻のダンス。9人でバチっと揃えられていて、もはや芸術的と言えるほどだった。これで揃ってないとは言わせないという気迫を感じた。今までのダンスも揃っていなかったわけではないが、それぞれの踊りのクセが抜けて綺麗に統一されていた。

 

 

分量が平等だったかと言われれば、阿部くんどこにいた?ってなるし、だて様も分量少なかった。なんなら深澤くんにはもっと分量あっても良かったと思う。ただ、テレビサイズのショートver.だけ見て決めつけることはできないし、1ヶ月間舞台をしていた2人がパートが少なくなるのも仕方がないのかもしれない。

冷たく言ってしまえばアイドルに分量問題はつき物だ。平等にカメラに写るなんてジャニーズぐらいだと思う。たいていのアイドルファンは、今回のシングルは分量少なかった、今回は多かった、と一喜一憂するものだから。

 

それでも、私が予想していたよりはるかに9人の魅力が伝わるようになっていたことは嬉しかった。

冒頭の佐久間くんのアクロバットからのソロパート。

安定したダンスと歌声のだて様。

長い手足でしなやかに踊るめめ。

深澤くんの3枚目じゃないパフォーマンス。

長年の経験で見る人を惹きつけるカメラアピールをした康二。

渡辺くんの美声を活かしたパート。

カメラ割は少ないながらもジャケットを舞わせながら華麗に踊る阿部くん。

照くんがセンターに来たときの安心感。

0番に立つラウールの華やかさ。

確実に9人でSnowManだったと思う。

 

 

この曲でSnowManは世間と勝負するんだ。私たちもこれからこの曲と歩んでいく。そんな実感も湧いてきた。

まだ初めて聴いた曲だし、今までたくさん聴いてきたZIG ZAG LOVEとかのほうがSnowManらしいと思ってしまうけど、世間にとってはSnowManの始まりの曲は『D.D.』なのだ。

これから先、何十回何百回とこの曲を歌い、この曲と共にSnowManも私たちも歳を重ねていく。それが"デビュー曲"の重みだ。1stコンサートはもちろん5周年でも10周年でも、その度にずっとD.D.は歌っていくのだ。

 

 

パフォーマンスはもちろんだが曲もすごく良かった。爽快なダンスナンバーらしいメロディーも、SnowManの過去にも未来にも寄り添った歌詞も。

とても素敵な曲をSnowManはいただいた。

 

歌詞の解釈はTwitter等でいろんな人がしているが、私が特にグッときたのは大サビ前の岩本渡辺パート。

頂上見せてあげよう

そばにいて、とか、いつか叶える、とかじゃなく、私たちを頂上まで連れていってくれるという力強さ。ついて行こうと思わせてくれた。

冒頭の

Take you higher

も、cry out の

Climb to the top with you

もそうだが、デビューというスタートラインに立たないと言えない言葉を彼らが届けてくれるのが嬉しかった。何年かかるかは分からない。スタートラインに立つのでさえも何年もかかったから。でも、何年かかったって私は彼らと頂上からの景色が見たい。デビューを発表したあの場所を9人のファンだけで埋めたいんだ。

 

 

それからラウール。

D.D.を語る上でラウールに触れないわけにはいかないだろう。

D.D.のサビで見せた笑顔が 16歳の無邪気な笑みにも挑発的な色気のある笑みにも見えてしまって、この子はステージに立つために生まれてきたのだと、私は確信した。

 

15歳中学生で10歳以上も歳の離れた人ばかりのグループ、しかもSnowManとして確立されていたグループの中に飛び込んで、いきなりセンターに立つことになった。彼に浴びせられた批判は、とても15歳の男の子に向けられたものとは思えないほどきつく重いものだった。

それでも自分の境遇を客観視できる視点を持っていて、『運があった』とか『期待だけで加入した』と言えるラウールは強くて、それが分かってるから努力して、1年も経たずにここまで大きく成長したんだと思う。

 

この日、SnowManが世間の人の目に触れる最初の大きな機会でセンターに立つのは相当なプレッシャーがあったと思う。私には想像もつかないほどの大きなものを背負って立っていたのだろう。

表向きにはセンターのラウールが引っ張っているように見えて、裏では8人のお兄ちゃん達がセンターに立つ末っ子をしっかり支えているのが分かるから、伝わっているから安心して見ることができた。

 

日々すごい速さで成長していくラウールを見逃さないように私たちは必死でついて行くので精一杯で、そんなに急がないで、もう少し子供でいて、と思うこともあるけど、8人と並んで違和感が無いように大人っぽくすることが彼の決めた覚悟とか決意なのだとしたら、私はそれを見守るしついて行く。16歳でセンターをはる覚悟を決めたラウールを誇りに思う。

この日見た彼の背中は私が思っていたよりもずっと大きかった。

 

 

最後に、冒頭の挨拶。なぜあんなにも長く深いお辞儀をしたのか分からないほど私は鈍くない。意味を分かった上で、あのお辞儀をしたSnowManを誇りに思うと同時に、そうさせてしまったことに申し訳なくなった。

 

SNSでは毎日たくさんの意見が流れている。プラスなものだけじゃなく、中には悪意にまみれたものも。ある場面の一部を切り取って袋叩きにするようなものもある。

彼らがあんなにも深く長いお辞儀をしたということは、つまり一連のSNSの流れが彼ら目に入っていたということだ。それがファンとして申し訳なかった。SNSで起きている争いをみて彼らが傷つくようなことは避けたかったから。

 

ただ、申し訳なくなると同時に、マイナスな意見を真摯に受け止め、直せるところはしっかりと直す、そういうSnowManの姿勢をとても誇らしく思った。SNSで彼らが叩かれていると私たちファンは肩身の狭い思いをして、傷ついて辛くなる。彼らの深く長いお辞儀は、ファンにそんな思いはさせないと言ってくれているようで頼もしかった。

 

ほんの数秒の出来事だったけれど、ずっとSnowManについて行こう、応援しようと思わせてくれた。

 

 

周りが彼らをなんと言おうと、もう平気な気がする。それくらいこの日のSnowManが見せてくれた覚悟やファンに対する誠意、そしてなによりも最高のパフォーマンスが『かっこよかった』から。